SF Archive

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アルベマス(1985) フィリップ・K・ディックが描く全体主義の恐怖 これは現代だ!

「1984年」は「2022年」になる デストピア小説と云えば「1984年」が有名だが、フィリップ・K・ディック(以下フィル)も傑作デストピア小説を書いている。アルベマスがその作品だ。読後のこの閉塞感、絶望感は1984年よ […]

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半村良・ラヴェンダーの丘(1986) 小説を通じて家族に宛てた詫び状 

ラヴェンダーの丘あらすじ 時代は昭和60年代中頃。北海道東部・知床半島の南側・羅臼町にある一漁村、真琴内に何か不穏な動きがあるという。そこは対岸を仰げば、直ぐ目の前にソビエトが支配する国後島が望める国境の街だ。そんな小さ […]

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「フィリグリー街の時計師」ー謎の日本人時計師と英国人電信技師が19世紀のロンドンを駆け巡る冒険譚 Natasha Pulley – The Watchmaker of Filigree Street

疫病の怪しい流行の為、世界中で人々は家に閉じこもる事を強制されている。家畜が日々どんな氣持ちで畜舎に閉じ込められているかわかっただろうか。 また家に閉じこもる事から有料動画配信サイトの加入者が激増しているようだ。だけども […]

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半村良の「石の血脈」はすさまじい傑作 伝説とエロスと嘘が織りなす最高の娯楽作

古いだと? 刊行して50年経とうが、面白い作品は面白いんだ! オレが石の血脈を初めて読んだのは、まだ中学生の頃だった。圧倒的な話しの展開、そして濃厚なエロスに、オレは圧倒されっ放し、興奮しっ放しだったよ。全くもって先の展 […]

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フィリップ・K・ディックの描いたオートファク(自動工場)の悪夢が今ここに実現!

フィリップ・K・ディックは食う為に大量の短編小説を書き散らした フィリップ・K・ディックと言えば、彼の書いた作品を原作に多数の映画が作られている。それら原作はどんなものかと言うと、その殆どは50ページから100ページほど […]

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ジョージ・オーウェルの「1984年」が描く世界は、まさに現代の事だ! ようこそ1984年に

1984年 1984年、オレは高校2年生。Eurythmicsは映画「1984」に提供したSex Crimeをヒットさせ、TVやラジオ、街のBGMで朗々ととSEX、SEXと、SEXが連呼されていた。そういやアメリカの軽薄 […]

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フィリップ・K・ディックの新刊が続く そして現代は彼の描く悪夢を超えた

今年で亡くなって37年目 未だ次々と出版される新作  Philip K Dick様が亡くなったのは、1982年の3月2日の事。脳梗塞で倒れているのを発見され後、脳死判定された。家族の同意の元生命維持装置が外されたのが3月 […]