バンドという人格から自由になろうとしているチャットモンチー 2018年7月完結

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チャットモンチー

チャットモンチーの完結まであとわず

チャットモンチーが「完結」に向けて、ますます加速している感がある。おじさんも彼女達のドライブに、決して遅れまいと、必死にしがみついているのだ。

 今チャットモンチーは、J-WaveのSparkで5月限定の水曜日のパーソナリティーを務めている。


この番組、北海道じゃ聞けないんだけども、月額350円払ってラジコのエリアフリーを申し込んで聞いている。1回目は聞き逃してしまって、タイムフリーの期限も過ぎちゃったのが残念だ。ま、2回目の放送から聞く事が出来たからいいか。おじさんになると、だんだんとこういう手続きが面倒になってきて、ついつい機会を逸してしまう。そういう意味では、こうやって普段しない事をやるって事は、、老化の進行を遅くする作用があるんだろうな。

 なんでもだんだん面倒くさくなる。が、「倦怠はもはやオレの愛するところでは無い」と嘯いて、必死に追いかけているのだ。アキレス腱切るなよ、オレ。

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新アルバム「誕生」の不安

5月9日のSparkは新アルバム「誕生」から、The Keyが初披露された。今度のアルバムは1年近く制作時間をかけたそうだが、打ち込み主体と言う話を聞いて、ちょっとオレは不安で仕方がなかった。なんでも2人で完結できる。だけども、打ち込み? group_inouとかスチャダラパー見たいな音だったら嫌だなというのが、最初に頭に去来した思い。John Foxxは好きなのだが、機械の奏でる冷たい音楽だったらそれは嫌だな。

そんな不安感を他所に、初披露された新曲The Keyは、Black Sabbath見たいなギザギザした重いギターで幕を開ける。曲はマイナーコードで暗い、暗い! こりゃあいける。これこれ。この音のざらつき。これこそロックギターだろ。えっちゃんのギターの歪みに対するこだわりが、とても感じられる。

昔の歌謡曲でよく歪んだギターを入れてロックっぽくするっていうのがあったが、ああいうのっぺりしたギターの歪みとは雲泥の差の、このギザギザした歪み。もうこのイントロを聴いただけで、オレは新しいアルバムに対する不安感は吹っ飛んだよ。確かに打ち込みで制作されたんだろうが、チャットモンチーはロックバンド。その思いがしっかりと込められている。ますます新しいアルバムに期待が高まる。

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自分たちを支配するバンドという人格から自由になる

それにしても、この番組、自分たちで云う通り以上に「ユルイ」。聞いていてずっと頬が緩みっ放し。とても2ヶ月後にはバンドを解散させるミュージシャンとは思えない氣の軽さ。これがチャットモンチーの魅力なんだろうな。

完結後にいったい彼女達はどんな活動をするのか? 好きな事だけをやって一生を終える人生を歩んで欲しいと思う。今彼女達はそういう権利を得た訳だよ。自分たちをも支配する「バンドという人格」に縛られない生き方を。

多くのミュージシャンはそういう、まるで拘束具のような「バンドという人格」に人生を支配されて、自由意思を失い、だらだらだらと死ぬまでそのバンドの名前に支配され活動を続ける。そうまるでゾンビのように。そんな不自由はロックじゃない。チャットモンチーは真のロックバンドなのだ。

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ここまで読んで頂きありがとうございます。

私の記事をソーシャルメディア等でシェアしていただければありがたいです。 東倉カララ

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