福岡晃子さん(チャットモンチー済)なら、世界が終る夜だろうが、動じずにベースを弾き続けているだろう

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4月16日はあっこちゃんの誕生日

 4月16日はチャットモンチー(済)の福岡晃子さん(以下あっこちゃん)の誕生日だった。デビューして10数年も経つと、20代の女性が30代半ばになってしまうと云うのは当たり前なんだけど、何だか不思議でしょうがない。

 昨年のチャットモンチーの完結から、早くも9ヶ月が経過した。完結後に彼女達はいったいどうするのだろうと思っていた。やはり、えっちゃんはいったい何をやっているかさっぱり判らない。そしてあっこちゃんは、これまで同様TwitterやInstagramなど頻繁に更新しているので、音楽、商売、その他いろいろと幅広く活動しているのが窺える。

あっこちゃんのベースが特に冴えると思う曲をいくつか紹介したいと思う。この曲はくみこんのドラムもすごく好きだ。

やはりチャットモンチーの要はあっこちゃん

 チャットモンチーを牽引しているのはあっこちゃんと云う印象があった。ステージ上ではMCをこなし、観客とのやりとりも上手だった。くみこんのエッセイを読むと、くみこんのドラムとえっちゃんのメロディーを縫うように、ベースをからませるあっこちゃんが、バンドの要になっていると記述があった。

 やはりあっこちゃんはやはり、チャットモンチーの牽引役だったようだ。それは2人編成になってからは顕著だった。バンドの指令役はえっちゃんなんだろうけども、バンドの目標に向かって常に最大馬力で引っ張っているのはアッコちゃんだったのだろう。バンドを進化させるために(いや純化させるためにかも)、あえて別のドラムを入れるのでは無く、ベースからドラムに転身すると言う離れ業を見せた。

この曲であこちゃんは所々でドラムを叩きながらキーボードを弾いている。ドラムに専念する部分では、破れかぶれか? と思わせるような思い切ったドラムもこの曲の魅力。

 2011年に2人編成になったチャットモンチー。ベースのアッコちゃんがドラムに転身したのには心底驚いた。ギターからベース、もしくはその逆なら聞いた事があるけれど、ベースからドラムなんて云うのは聞いた事がない。バンドの瓦解をあり得ない妙手で救い、更に強力に推進して行ったのがあっこちゃん。

 結局チャットモンチーはアッコちゃんがドラムに転身した後、2人の楽器担当はその時々の曲に合わせてドラム、ギター、ベース、キーボードを取っ換え引っ換えするという曲芸バンドになってしまったが(笑)。

あっこちゃんのベースと云えば、やはりこの曲のイントロでしょう。

 そんな事で、チャットモンチーでのあっこちゃんは、マルチプレイヤーぶりを発揮してバンドをグイグイと引っ張って行った。だがやはりオレは彼女の弾くベースがとても好きだ。別に超絶のテクニックを持つわけでは無いが、ずっしりと安定していて、時に聞かせるフレーズを奏でる。たとえ今日世界が終るなんて事があっても、動ずる事なく、ノリノリでベースを弾いている気がする。

 小柄な女性なのに、ベースを持つ姿が何てサマになるんだろう。こんなに可憐で、絵になるベーシストも中々居ないと思うのはファンのひいきだからか。

 何はともかく、アッコちゃん誕生日おめでとう。これからもあっと!驚く活動が続くのだろうと思う。完結してもチャットモンチー(済)の3人の活動から、目が離せない。

ハイスタンダードの恒さんという強力サポートドラマーを迎えて製作したこの曲。タイトでパワフルなドラムに合わせて、あっこちゃんのベースも遠慮なく弾きまくっていて心地良い。曲中盤のベースソロも聴かせる。

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