ボニーMといえばラスプーチン 70年代後半ディスコブーム

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棒にMでボニーM

1970年代後半はディスコブーム

本格的にロックにのめり込む前はって云うと、ディスコものを良く聞いていた。なんせちょうどブームの真っ最中だったんで。John Travoltaが衿の広いジャケットを着てノリノリのダンスを披露していた70年代の後半のこと。オレはまだ小学生の頃の話だ。


 中でも一番好きだったグループの一つがBoneyMで、怪僧ラスプーチンはそれこそ何度も繰り返し繰り返し聞いていた。何が好きって、あの太鼓乱打のイントロ、その太鼓に合わせてギターが入って数小節同じフレーズを繰り返した後、突如怒濤のノリノリのディスコ調にビートが変わるあたりなんかが、好きで好きでネコにキャットニップ状態だった。

あのディスコベースは、そのままテクノポップのシンセベースに引き継がれるんだよね。ボニーMのは手で弾いているようだけども。

この「怪僧ラスプーチンは、リリースは1978年5月。ドイツとオーストリアのチャートで1位、イギリスとスイスでは2位。もちろん日本でも大ヒットなんだけど、どれだけのヒットだったのかはちょっと調べてみても判らなかった。

ディスコ・ミュージックはおじさんの懐メロ

中学生になり、「そんなディスコ、ダンスミュージックなんか馬鹿らしくて聞けるかよ期」、に入ってからはこういった音楽は否定すべきものになって、一切聞かなくなった。

 が、おじさんになるとこういった子供の時に聞いていた音って、懐かしくて、楽しくて、ついついベストアルバムなんか買って、又聞いてしまうんだな。冒頭の写真はボニーMのベストアルバム。怪僧ラスプーチンのシングルの写真もなかなかすごいものがあったけれど、このアルバムの写真を見た時にはひっくり返りそうになったね。ボニーMってこんなグループだったのかと! ゲテモノだなこりゃ。

 当時の粗製乱造のディスコグループは、なんだか怪しげなものばかりで、そういう意味でも楽しめた。最近のダンスもののミュージシャンなんか、皆おしゃれなカッコをして、それこそ工業製品みたいにオレには見える。

 それにしてもプロデューサーはBoneyMをどういうイメージのグループにしたかったんだろう? いいのかこんなゲテモノ風で。この路線で売れると思ったんだから、スゴイ勝負師だと思う。実際に売れたし。

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Cozy PowellがBoney Mをパクるw

 中学生の頃にCozy Powellがハードロック好きに大人気だった。彼の1stソロアルバムOver the topを友達から聞かされた時、1曲目が怪僧ラスプーチンに似ていておかしくて仕方がなかった。ただ単にラスプーチンのイントロみたいなドラムソロから曲が始まるだけなんだけどね。そんなことを指摘するのはクラスでもオレだけだったなぁ。

だいたいCozy Powell聞くような奴は怪僧ラスプーチンなんか聴いていなかったよ。同級生の殆どが、歌謡曲からロック移行組だった。

この曲の日本語タイトルが、コズミック・ハイウェイだったはず。なんてダッサイ曲名を付けたもんだか。カワウソが獲って来た魚を並べ損なうぞ。この頃のレコード会社の担当って、センス無さすぎだよなって思う。そんでDon Aireyの(このころRainbow、現Deep Purple)華の無いそっけない凡庸なシンセがリードのチープな出来のこの曲なんだけど、ベースがとても印象的。ドラムとベースの競合がこの曲の最大の聞き所。そうJack Bruceがベースを弾いているのだ。

Boney MのSunnyはカバー曲

 怪僧ラスプーチンの2年前にヒットしたサニーも良い曲だったけども、その曲が実はオリジナルじゃなくて、昔のソウルの名曲カバーだと後に知る。人の歌を歌うカバーなんて事もありなんだ! と当時は驚いた。

子供はそうやって、いろいろ学んで行くんだ。そんな歌を聴き続けていると、ソウル・ミュージックが知らず知らずのうちにすり込まれて行く。こうして心の中にソウルミュージックへの感性が培われていたんだなぁと、今では思うよ。

 最近はアベノ不況が吹き荒れて、ちっとも残業が無くなってしまったが、1人で深夜に残業している時なんかは好きな音楽を大きな音で聴きながら仕事している。そんな時には子供の時に親しんだ、こんなディスコものをかけていると、ノリノリのノリスケさん状態で仕事がはかどるんだよね。

それにしてもBoneyM、どれもこれもスゴイジャケットばかりだ。これで良かったのか?

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アイキャッチ画像お題:棒にM


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