ムーブ・オン・アップ さあ顔を上げて前進しよう Move on up/ Curtis Mayfield(1970)

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こんな時代だからこそ、Curts MayfieldさんのMove on upが高らかに鳴り響く
全くもって希望の無い日々が続く。アホクサ騒動は2年過ぎても終了しない。何も考えない人たちは、誰かに何か言われない限り行動を変えない。脳みそが無いんだと思う。そして全てのものがジワジワと値上がりしてゆく。全てのものが連動しているんだ。
そんな憂鬱な日々だけれども、うつむいてちゃいられない。頭を上げて進むんだ。こんな時代だからこそやれる事がある、あたしにも、あなたにもできる事があるんだ。決して歩みを止めちゃいけないんだ。
こんな時代だからこそ、Curts MayfieldさんのMove on upが高らかに鳴り響く。
Curtis MayfieldさんのMove on upが世に出たのは1970年。アルバムCurtisに収録された1曲だ。1971年にはシングルカットされている。イギリスでは最高位12位をつけている。
カバー曲でCurtis Mayfieldさんを知る
あたしがこの曲と初めて出合ったのは、The Jamのカバーを通してだった。勢いのあるホーンの響きと軽快な曲調にまずは魅了された。とにかく曲が良い。Paul Wellerのがなり声はこの曲の魅力をかなり削ってはいたが、それでも曲の良さが虹に出して衰える事が無かった。こんな素晴らしい曲を作った人は誰だろう? そこに記されていたのはCurts Mayfieldという名前だった。
Curtis Mayfieldさんは1942年に生まれ1999年12月26日に亡くなっている。1990年のコンサート中に不幸な事故に巻き込まれ、首から下がマヒしてしまい音楽活動なんかできなくなった。それでも不屈の闘志で、1枚のアルバムを完成させた。彼は何時だって夢を諦めず、辛くても唇を噛みしめても、一生涯頭を上げて前に進み続けた人だった。
彼は黒人ミュージシャンだ。小さな頃から貧困と差別をひしひしと感じて成長して行ったと思う。こうした不条理な社会に生きながらも、けっして腐る事なく、そしてそんな社会を変えて行こうよという思いが、彼の歌には込められている。
Move on upで歌われている事
Move on upもそうした彼の思いがたっぷりと込められている。落ち込み腐らずに、現実を変えてゆこうよと、人々を鼓舞する歌なのだ。
Move on upでどんなことが歌われているか、大意を簡潔にまとめてみたいと思う。
辛い事があったとしても泣く事をせずに、あなたの目的に向かって歩き出そう。
どんな困難があろうとも、決してくじけず、下を向かず、頭を上げて動き出そう。
願い続ける事が大切だ。夢を忘れちゃいけない。その夢を胸に歩き続けるんだ。
惑わされずに歩み続ければ試練も乗り超えられるだろう。
そこに輝かしい日が待っている。だから頭をあげて進み続けよう
訳詩をのせると著作権の関係が出てくるので、大意としてまとめてみたんだけれども、だいたいこんな内容の事が歌われている。正確に知りたい方は下記に原詩へのリンクを張っておくので参照してもらいたいと思う。
さあMove on up! 現実を変えるにはそれしかない
こんな時代だからって嘆く暇があったら、自分の出来る事をやってみる事が大事だ。それがほんのささいな事だとしても。歩み出す事がとても大事なんだ。それが少しは明るい未来をつくり出してゆくと思うのだ。
Move on upは当時の黒人の境遇から生まれた曲だ。それから50年経って廃れるどころか、まさに今の社会に生きる一般市民を鼓舞する歌になってしまった。この歌に込められた思いは、黒人のみならず、自由を求める人たち全てへの普遍的なメッセージだったのだ。だからこそ、このホーンのファンファーレは、今の時代により明るく輝きを増して響き渡っているのだ。
さあ、この辛い時代を乗り超える為に、頭をもたげて前に進みつづけよう。
■動画リンク:Move on up / Curtis Mayfield 1987年のライブ