ジャックスが、映画「腹貸し女」用に残した生々しい演奏が、期間限定でなんと1100円!

sponsor link

ジャックスが映画「腹貸し女」用に残した生々しい演奏

ジャックス 腹貸し女サントラ

ジャックスが、若松孝二監督の映画「腹貸し女」の音楽用にセッション(1968年2月)した音源がアルバム化されている。しかもこの音源は彼らのデビュー前に録音された貴重な記録なのだ。

そのアルバムが今回なんと1100円(税込み)という期間限定の廉価版として発売されている。サントラとはいえ、デビュー前の彼らの貴重なセッションが収められている。まさにジャックスの原形を聞く事が出来るのだ。

収録にあたり監督からは「練習だと思って気楽にやってくれ」と言われたそうだが、ここに残された音には、そんな気楽さはカケラもない。編集無しの、一発録りの真剣さがここに記録されている。これぞジャックスの凄みなのだ。

このアルバムには、俺達が世界を征服してやるんだという意気込みが充ち満ちている。「ジャックスの世界」に取り込まれた方なら、スタジオライブとして録音された、より生々しいジャックスの姿をとらえたこのアルバムは必聴と言えよう。

いつまでとは書いていないが、期間限定なので入手はお早めに!

収録曲

1 マリアンヌ
2 裏切りの季節
3 われた鏡の中から
4 由美子はいない
5 地獄の季節
6 お前はひな菊
7 敵は遠くに(inst)
8 裏切りの季節(inst)
9 海と女の子(inst)
10 Dm4-50(inst)
11 からっぽの世界(inst)
12 お前に夢中さ
13 忘れ得ぬ君
14 Eの巡回
15 Aの巡回
16 Gの巡回
17 M-10
18 M-19
19 M-18
20 お前に夢中さ(inst)

Spotifyにはジャックスの世界しか登録がないのが寂しい。

「腹貸し女」のサントラこそ完全版

実はこの「腹貸し女」のサントラは過去に2度アルバム化されている。最初は1986年に「Realization」というアルバム名で、インディーズレーベルのSolid recordよりLPレコードとして発売された。

これは1985年から起きたジャックス再評価ブームの流れに乗って、過去の音源が次々と再発された時だった。オレもこの当時、あれこれと買い集め、彼らの音にしびれた思い出が蘇る。この時のアルバムは10曲収録されていた。

Realization収録曲
A面
1 割れた鏡の中から
2 忘れ得ぬ君
3 裏切りの季節
4 お前はひな菊
5 由美子はいない
B面
1 裏切りの季節
2 からっぽの世界
3 おまえに夢中さ
4 地獄の季節
5 Dm4-50

そして1989には、Jacks CD Boxの1枚として、「Complete Realisation」がCDとして発売される。先にあげた「Realization」に、さらに未発表曲が3曲追加されたものだった。曲順がLPとは大幅に変わっている。

Complete Realisation収録曲

1 割れた鏡の中から
2 忘れ得ぬ君
3 裏切りの季節(インストゥルメンタル)
4 お前はひな菊
5 由美子はいない
6 Gの循環
7 マリアンヌ
8 裏切りの季節
9 からっぽの世界(インストゥルメンタル)
10 お前に夢中さ
11 地獄の季節
12 Dm 4-50
13 Eの巡回(インストゥルメンタル)

右にある帯の下から出てきたのは、左の定価2400円と書いてある帯だった

オレはこのComplete Realizaitionを長年愛聴していたのだが、10年ほど前に「腹貸し女」サントラの名前で再発された時には驚いた。さらに7曲も追加されていたのだ。だけどもそのうち買おうと思って放置していた。

というのも追加の曲は劇中のBGMとして録音されたインスト曲だけだからだ。だけども今回廉価版として1100円で発売されたのを見つけてしまい、これは買い時だと思って手に入れてしまった。長年待っていて正解だったよ。

そしてこのCDを買ってみて大受けしたのは、これは2008年にSolid Recordから発売されたCDのパッケージの上に、「期間限定価格1000円」という帯を付けただけのものだった。なので中のCDは2008年盤そのもの。これは不良在庫一掃セールなのだろうか? 何はともかく1100円で買える今のうちに買っておくべきだ。こんな名盤は。


🎶ここまで私のブログを読んで頂き有り難うございました。

よろしかったら、是非記事をシェアして下さい。

コメントを残す