2018年7月4日オレは武道館に行く! チャットモンチーが完結する

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変身した犬

 ロックバンド、チャットモンチーは2018年の7月で活動を完結する。解散ではなく、完結と言う言葉を使ったのはいったいどういう事か? オレはこの目でしっかり見てこようと思う。

チャットモンチー完結の始まり

 11月23日はチャットモンチーのデビュー記念日だ。2017年の前半はツアーで全国各地を回った彼女達だが、ふと気がつけばデビュー記念日のイベントが何も無かった。去年は鋼鉄婚式を開催したと云うのに。

 頭の隅に何か変だなとずっと思っていた。10年とか、5年とか何かの区切りの年でも無いし、そういう年も有るさと思っていたら、まさにその日。メールでたった一言「ホームページをリニューアルしました」と書かれた告知が届く。早速アクセスしてみると、そこにはチャットモンチーの2人の写真にかぶせて「Last album release in 2018」とだけ掲示されていた。

 Last album? ということは解散なのか? 情報は他に何も無い。チャットモンチーの公式FBもツイッターも全く沈黙。明けて24日も、それ以外の情報は何処にも出ていない。朝から暇を見ては公式サイトを何度も繰り返し見てみるが、相変わらずlast albumのまま。そんな一日が終わろうとする頃、次のコメントが発表された。

「チャットモンチーは来年の7月で完結します」

 長らく愛してきたこのチャットモンチーだが、この数年特にうまく言葉に出来ないが、何か終末の予感の様なものが常につきまとっていた。

 何か発表があるたびに、解散のお知らせなのでは無いか! とオレはドキドキしていた。いつかはと思っていたが、以外と早いものだ。デビュー記念日に、バンドの完結を発表するなんて、ファンを驚かせるにも程がある。

★チャットモンチー完結のお知らせ

CHATMONCHY | INFORMATION

チャットモンチーの最新情報。

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最後の武道館単独公演で完結

 チャットモンチーはデビュー以来常に変わり続けてきたバンドだった。特に2人体制になってからの彼女達は、もう暴走と言っていいほどの変化自在。この5年間驚きの連続だったが、今回の発表は中でも最大の驚きだった。

 彼女達は、より自由に、さらに自由な音楽を求めて、チャットモンチーと云う束縛を脱ぎ捨てる。よりチャットモンチーらしさを追求した結果が、チャットモンチーとしての活動を完結させる事。まさに彼女達らしい決断だと思う。

 2018年の1月1日にチャットモンチーは、完結に向けての、武道館単独公演、そして地元徳島での自主企画「こなそんフェス2018」を行う事を発表した。

 即日ソニーのSMA☆チケット先行予約が始ったけれども、SMAの会員じゃないと予約が出来ない。

 まあいいかと諦めていたら、公式ホームページでも先行予約が始ったので、直ぐにオレも抽選式の予約を入れた。これが外れたら、次は4月14日の一般発売だ。

最期の武道館公演のチケットが手に入った

 その後、抽選結果のお知らせと言うメールがさりげなく届く。余り期待しないでみてみると、「チケットが当選いたしました」と書いてあるではないか。なんともあっさりと、チャットモンチーの最後の武道館公演のチケットが手に入ってしまったであるよ。

 ネットで流れていた話では、キャパを遥かに越える応募があったとか聞いた。なのにあまりにもあっさりと当選したものだから、ひょっとしたらちっとも売れていなくて、チケットが余っているのかもしれない、と思ったりもした。

 実際チャットモンチーの人気も落ちているしなーって感じていた昨今。だが、実際にはツイッターなんかで見る限り、落選して落胆している阿鼻叫喚があふれていた。やっぱりこれは幸運だったんだな。

終るタイミングを見失い、だらだらと醜悪なバンド人生を生きるゾンビ達

 ガンダムはオレが小学生の頃に初放映されたアニメだ。1979年、オレが小学校6年生の時。もう40年の昔の話だ。

 それが未だに続いている。やれUCやら、ユニコーンやら、奥田民生やら、ガンダム・バタヤンやら、だらだらだらと誰も見向きしなくなるまでこのままずーっと続いて行くんだろう。なんてリアリティーの無い物語だ。

 航空自衛隊に紫電改デスティニーなんて名前が付いた戦闘機があったら、世界の物笑いだろうに。ゼロ戦ZZ? ばっかじゃないの?

 25年ほど前に泉谷しげるが、「泉谷しげるの1週間」と題する連続ライブイベントを行った。彼の芸能活動25周年を祝うイベントだった。泉谷は、Up Beat等若手のバンドから、「25年も活動するなんて、なんてすごいんだろう」なんて大称賛を受けていた。25年も歌い続けるなんてすごい事だよな、とオレも思っていたのだが‥‥。

 現在バンド活動歴30年、40年なんてざらになってしまった。オレが10歳ぐらいの頃にデビューしたあのバンドなんか、メンバー全員還暦を迎えながら未だに現役で活動し続けている。

 終わるタイミングを見失ってしまった彼らはもう、死ぬまでだらだらだらとこのまま活動し続けて行くしかないのだろう。それが良いとか悪いとかはどうでもいい。まるでサラリーマンみたいに、定期的にアルバムを発表して、定期的にライブを行って、という活動を主要メンバーが死ぬまで続ける運命のレールに乗ってしまったんだと思う。もう今更そこから出られない。それはそれで良いと思う。死ぬまで現役。

潔過ぎるチャットモンチーを誇りに思う

 だがチャットモンチーは、そういう活動歴の長いバンドになるのを拒否した訳だ。それはチャットモンチーの音楽にはふさわしくない事だ。何時終わるともしれない、たいして代わり映えしないのに、毎年ホニャララ・ガンダムなんて新作を出し続けるような、創造とはまるでかけ離れた活動はチャットモンチーの名にふさわしくないと。

 完結はとても哀しい事ではあるが、オレは彼女達の潔さを誇りに思う。音楽では無く、ビジネスの必要性に駆られて音楽を作って行けば何時の日か、チャットモンチーの名にふさわしくない、面白くもなく、つまらない作品を作ってしまうような事も有るだろう。

 そんなモノを聞くような日が来るくらいなら、晴れ晴れしく最高のままで完結してくれた方がオレは幸せだ。デビューから活動停止までしっかりとこの目で見届けよう。

 中年のおっさんになってから知ったチャットモンチー。まさかこの年になって、まるで中高生の頃のように新たに夢中になる音楽が出てくるなんて思っても見なかった。チャットモンチーには感謝しかない。

チャットモンチー / Last love letter

このPVのように、おばあちゃんになったチャットモンチーを応援し続けたかった。2050年がチャットモンチーの活動の最後になると思ってたんだけどねぇ。

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