初めて買った洋楽シングルはアバのサマーナイトシティーだった

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洋楽を聴く切っ掛けはラジオの深夜放送

洋楽を聴く切っ掛けはラジオの深夜放送だった。小学4年生の頃から深夜放送のラジオを聴くのが習慣になり、寝る前の小一時間ぐらいを夢中になって聞いていた。その当時主に聞いていたのは、「欽ドン」や「エミ子の長いつきあい」「パンチパンチパンチ」「あおい君と佐藤君」と云った番組だったと思う。

そんな番組では、おしゃべりの間に洋楽がよく流れる。なので自然とそうしたポップスのヒット曲に耳がなじんで行った。外国語の曲は何を謳っているかさっぱり分からない。だけども繰返し繰返し聞いている内に、メロディーすーっと馴染んでくる。そのうちお気に入りの曲も出てきた。「これは誰の歌だろう?」

この話は以前にも書いたが、最初に好きになった洋楽は、Boz ScaggsのHollywoodだった。それを切っ掛けに何だか訳の分からない音楽と思っていた洋楽に、次から次へと好きな歌が出てくる。まるで性の目覚めのようだ。

そんな訳で最初は流行りものから洋楽の世界に、そろりそろりとオレは足を踏み入れて行ったのだ。いきなりKing Crimsonから洋楽人生が始まる子供なんかいるわけがない。

初めて買った洋楽レコードがABBAのSummer night city

オレが最初に買った記念すべき洋楽のレコードが、ABBAのSummer night cityだった。Summer night cityは1978年の9月に発表されたシングル曲だ。


♫Abba – Summer Night City

Bozで洋楽に目覚めたものの、実際に洋楽のレコードを買うまでに約1年間かかってしまった。それまではキャンディーズだの、阿部敏郎だの、笑福亭鶴光のシングルレコードを買っていた。そんな嗜好の子どもだったが、当然洋楽のレコードも欲しくなる。

だが大人が聞くような外国の歌のレコードを買うのはちょっと恥ずかしい。なかなか最初と云うのは勇気がいるもんだ。レコード屋の店員さんに、こんな子どもが洋楽のレコードを買うなんて、と思われたらどうしよう! なんて逡巡していたのだ。だがそんな事は杞憂だった。

ABBAと云えばDancing Queenなのだが、それには食指が動かなかったのがオレ。あの曲は良い曲だが甘すぎる。オレにはやはり少し憂いのあるメロディーが好みなのだ。そして溢れんばかりの曲のエネルギーにしびれた。なのでSummer night cityなのだ。

数年前に血迷って、オレは殆どのアナログレコードを二束三文で売っ払ってしまった。だが何故か今でもSummer night cityのシングルレコードは大事にとっている。やはり何でも最初と云うのは大事な思い出なのだ。

ジャケットに写るおねえさん達は、今でもとても色っぽいと思う。子どもながらも外国人は何でこんなに色っぽいんだろうとと思っていた。子どもから大人への第一歩がこのABBAのシングルだったんだなと、今だから言える。そんな貴重な自分史のエポックメイキングな出来事がこの曲だと思う。当時のオレは動くABBAなんて見たこともなかったのだが、当時の映像をyoutubeで見るとやはり色っぽくて驚く。これは子どもの見るものじゃないな。

田舎じゃ上映会なんか全く開かれる可能性は無かったのだが、アバ・ザ・ムービーは当時とても見たかった映画だった事を思い出す。雑誌ロードショーで見た宣伝ポスターにはちょっとドキドキした。ちなみにアバ・ザ・ムービーを撮った監督が後に制作したのが、マイライフ・アズ・ア・ドッグだと云う事を後に知り、とても驚く。

Summer Night Cityについてのあれこれ

Wikipediaのこの曲の項を見ると、この曲で謳われるcityとはストックホルムの事だと云う事が分かる。アルバム、ブーレ・ブーのセッション中に録音されたものの、結局はアルバムには収録せずに、単体シングルとして発表されている。

■Summer Night City

実はこの曲イントロの長いバージョンがあるという。その別バージョンは1994年に発売されたコンピレーションでやっと日の目を見たそうだ。オレの手元にあるシングルレコードは3分34分の曲なのだが、その幻のイントロが付いたバージョンは、4分14秒だそうだ。曲が40秒長くなると、いったいどんな印象になるのか? 探してみるとyoutubeで聞く事が出来た。

♫Aba – Summer Night City (Unreleased Full Length Version)

正直このイントロは削って正解だ!

Summer night cityは母国スウェーデンでNo.1を記録した最後の曲

この曲はヨーロッパ各国でヒットし、アイルランド、フィンランド、スウェーデンでヒットチャートの1位を記録している。だが意外な事なのだが、母国スウェーデンでは、これが彼らにとって最後の1位になった曲だそうだ。この曲以降もヒット曲が連発だったはずだが、母国ではそれほどではなかったんだね。ちなみに日本でこの曲は24位を記録している。

このシングルのB面はアメリカのトラディショナルソングのメドレーが収録されている。”Pick a Bale of Cotton”, “On Top of Old Smokey”, and “Midnight Special”と云うのがそれで、当時のオレはそれがメドレーとは知らない事から、なんともまあえらく長い曲名だなぁ、と思って聞いていた。

こんな陰気な時代になってしまったが、情熱に溢れた力のある歌を聞いて、この憂さを晴らすというのは悪くない考えだと思うよ。本物の音楽は永遠の命を与えられているのだ。だからEver Greenなのだ。

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