ジョン・レノンが歌っていた事は「人よ自由になれ」だ

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ジョンレノンは人が自由になるためにうたっていたんだ

Woman Is the Nigger of the World

 婚姻届を出した事のある人なら覚えていると思うのだが、結婚後どちらの姓を名乗るのかというチェックボックスがある。夫の姓、妻の姓、どちらか一方を必ず選ばなければならない。

うっかり間違って妻の姓の方をチェックしてしまえば、その夫はその日から妻の姓を名乗らなければならなくなる。ボールペンでただチェックを1つ入れるだけの行為で、それ以降呼名が変わる事になるわけだ。

姓を変えると言うのは、考えているよりもずっと面倒な事なのだよ。その夫は、運転免許証、銀行口座、保険の口座、クレジットカードの名義、社会保険、ありとあらゆるもの自分の名前の変更届を出さなければならない。

そう、それは結婚後殆どの女の人がやっている面倒な手続。やったことがない人には分からないだろうが、名前に関係したもの、ありとあらゆるものを新しい姓に変更しなければならないのだ。

それがどれだけ面倒なのか、オレは知っている。婚姻届を出すときに、姓を変えたのはオレの方だったから。

男女平等、LGBTだの、何かというと差別だの、平等だの、あれこれ五月蝿く言う世の中になってしまった。それでも結婚したら当たり前のように女のほうが姓を変えている現実は変わらない。オレは夫婦別姓も結構だとおもう。したい奴はすればいい。

だけども実際の所、リベラルだの、黒ラベルだのえらそうな事を言っている奴ですら、結婚したら女のほうが姓を変えるを当たり前だと思っている。平等を声高く唱えている奴らが、言う通りの行動をしているなら、もっと改姓する男が多くてもおかしくないはずだ。偽善者共め。

何十回目かの12月8日

 今年もまた12月8日がやって来た。ラジオやTVからは、あの抑揚のない、かったるい歌が日に何度も流れてくる。憂鬱な日だ。愛と平和の聖者John Lennon様の記念日ってわけだ。

Johnが射殺された「記念すべき」日の事はみんなは覚えているが、彼の誕生日は殆どの人は知らない。まるで射殺されたのを祝福しているようにオレには思える。そうJohn Lonnonは射殺されて、聖者になったのだ。だからみんなはその日を祝っているんだ。

オレが何故結婚して自分の姓を変えたのか。1つは女房の姓名の響きがとても氣に入っていて変えたくなかった事。もう一つの理由、それはJohn Lonnonの影響なのだ。

1980年、オレは13歳だった。John Lennonが殺されて、それが切っ掛けでJohn Lonnonなる人物がどんな人だったかを、オレも知る事になった。それまではただの古いオールドロッカーのイメージしかなかったのだ。

Johnは1975年に音楽活動を辞め、主夫業、子育てに専念した。その事を知り、まずオレは驚いた。

 まさしくそれは、世界がひっくり返るような衝撃だった。世間の常識では、結婚すると、特に理由がなければ女は夫の姓を名乗る。家事育児は女のする事で、男は外に働きに出るもの。Johnが主夫になったという話は、そういう「常識」というものについて考える良い切っ掛けになった。

 男なのにJohn Lennonは、家で家事を行い、育児もこなす。世の常識の反対を行うJohn。そんな事をしても良いんだ! その時オレは思った、世間で常識とされているものは、実は何の根拠の無いものなんだ。だから従わなくたって別に良い事なんだ! と。

世の常識の反対をしてもちっとも構わないんだというのは、13歳のオレに大きな影響を与えた。そう、その時オレはJohn Lennonに物凄く大きく感化されたのだ。もともと天の邪鬼な性格だったゆえ、よりJohnの影響を受けやすかったのだと思う。

常識を疑え。自由は、常識を疑う所から始まる。

 その時オレは秘かに決めた。だったら結婚したら妻の姓を名乗ろうと。主夫になるんだと(中学卒業の学級文集に、将来の夢の欄に「主夫になる」とオレは書いてしまったw)。

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 12月8日この日一番流れる歌はやはりImagineだろう

 毎年12月8日に、テレビやラジオで流れるのは、Helpでも、Hard days nightでも、Nowhere manでもなくImagineなんだろうと思う。奇しくも太平洋戦争の開戦日。愛と平和の聖者John Lennonに思いを馳せて、平和を願う日なんだろう。なんだかそれじゃまるで、John Lennonがマザー何とかみたいな偽善者みたいに思えて、オレはとても不快な気持ちになる。。

 そんな勝手に誰かが祭り上げた、愛と平和のJohn Lennonなんて反吐が出るくらいに大嫌いだ。彼はそんな安っぽい聖人なんかじゃない。John Lennonは、イカレタ、ジャンキーの、マザコンの、ただのロックンローラーなんだ。

大衆って奴は、マスメディアって奴は、そうやって本当に素晴らしい人間を、クソつまらない聖人に祭り上げて、すぐ何かの象徴に仕立て上げようとする。そして、本当に彼が言いたかった事なんか、何一つ伝わらないんだ。そうやって、本当のJohn Lennonは殺されてしまったんだ。崇められる、大衆を操る都合の良い聖人として。

John Lennonは歌を通して、そういう社会の「鋼鉄の鎖」を引きちぎって「自由」になれと訴えていたとオレは思っている。物質的な自由、そして精神的な自由。この社会にすむ人間は、二つの自由を「鋼鉄の鎖」でがんじがらめにされているんだ。見えない鎖で。

常識はあなたを縛る鋼鉄の鎖だ 

日々の生活で多くの人が当たり前だと思っている事柄の多くは、何の意味のない、根拠のない、単なる習慣なんだ。Johnはそんな人々を縛りつける目に見えない鎖を解き放ち、自由になれと歌っているんだ。


「5匹の猿の実験」

https://ideasity.biz/5-monkies-story

人は生きているうちに、知らず知らずのうちに目に見えない規制にがんじがらめになって、身動きができない人生を送り死ぬ。John Lennonはそんな黒い鋼鉄の鎖は実は、本当は存在しないんだって事を歌っている。君がそのことに気がつけば、君の心が創造したそんな鎖は消滅するんだ。

 彼が戦っていたのは、そういう人々を縛る目に見えない黒い鋼鉄の鎖だったんだ。人々が心で、習慣で作り上げている、人々を閉じこめてしまう黒い鋼鉄の鎖。

オレが先にかったるい陰気な歌とこき下ろしたImagineは、人々を縛る目に見えない鎖の事を歌っていたんだと気がついた。そして魂を開放して自由になるためのマントラなんだって事に。

http://ai-zen.net/kanrinin/kanrinin5.htm

常識を疑え。人々が盲目的に従っている事を疑え。自由はそこにある。

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